ワードプレスのバージョンを変更するプラグイン【WP Downgrade | Specific Core Version】

ワードプレスのバージョンを変更するプラグイン「WP Downgrade | Specific Core Version」

以前、2019年11月12日にリリースされたワードプレス(WordPress)のバージョン5.3にアップデートしたことで一部環境で問題が起こっていました。

ここではその時に対処した話とワードプレスのダウングレードの方法をご案内しています。

 

ワードプレスのバージョンをアップデートしたことで起こった不具合

バージョン5.3ではログイン画面をはじめとする仕様変更の影響で
今まで普通に操作や使用ができてたことができなくなり、一部のブログ運営者にとっては甚大な被害を受けていました。

 

・投稿画面の一部の操作が効かない(ザ・トールのサイト含む)
・カスタマイザーが開かない(ザ・トールのサイトで確認)
・テーマ固有で起こってる不具合
・プラグインとの相性で起こってる不具合
など

 

私も運営するサイトの一つはログインができなくなったり、ザ・トールを適用したサイトでは投稿画面での操作がまったく効かずカスタマイザーが開かないなどの不具合があり、いずれもまともに記事を書けない状態でした。(現在は大丈夫です。)

ワードプレスをご利用している方々は使用しているテーマやプラグインは人によって異なるので組み合わせも千差万別である為、トラブルも様々でワードプレス5.3との相性が原因との見方が強いようでした。

 

当時は5.3がリリースされたばかりだったのですぐにワードプレスのアップデータは出るわけもなく、
といってもただ大人しく次のアップデータまで待つというのも現実厳しいところがあり、ネットビジネスで収益を得て生活をしてるような方は死活問題でした。

 

結局のところ、私のザ・トールを適用したサイトでは運営会社のFITが5.3上で起こる不具合を修正したアップデータを提供し、各不具合が改善されました。

ログインができなかったサイトにつきましては、独自の調査でプラグインのJet Packを外すことで改善されたことから、やはり何かしらプラグインとの相性はあるようです。

 

当時はそういったトラブルが改善されるまで色々と調べたりすることで尋常じゃない時間を費やし、寝る時間まで削って非常に大変でした…。

 

ただ、この先もワードプレスをアップデートするごとに未知の不具合が起こり得る可能性は常にどなたにもあります。

それ故、もしもの時に備えてアップデートの実行前にはワードプレスのデータのバックアップを取ってから実行することをおすすめします。

 

緊急的なトラブルにはダウングレードでバージョンを戻す

もし、ワードプレスをアップデートしたことにより何かしらトラブルが発生した場合は、プラグインを一つ一つはずして状態を確認するのが基本です。
それで改善されるならやはりプラグインとの相性は間違いないです。

 

ただプラグインを全てはずしても改善されなかった場合は、
バックアップを復元するにも時間がかかるでしょうし復元そのものがリスクが高いです。

 

そこで極力リスクを下げた緊急的な対処法としてワードプレスのバージョンを前のバージョンに戻す方法があります。

理屈的に考え、普通に使えてた時のバージョンに戻すことでアップデートによる不具合は回避できる可能性が高くなります。

 

この「ダウングレード」はFTPサーバーを使用したりかなり面倒な操作を案内されているところもありますが、本ページはプラグインを一つインストールして設定するだけの簡単で短時間でできる操作ですので、是非、試してみて下さい。

 

今回のダウングレードするプラグインも一応プラグインの一つなので、環境によっては正常に動作しない可能性もありますのでご了承ください。

 

そしてアップデートではなくダウングレードになるわけですが、いずれにしろワードプレスそのものに変更を加えるので、不安な方は事前にプラグインをすべて停止し、必要なワードプレスのデータはすべてバックアップを取ってから実行することをおすすめします。

恐れ入りますがこの辺りは自己責任をご了承の上、ご案内させていただきます。

 

WP Downgrade | Specific Core Versionの設定方法

ここからはワードプレスのバージョンをダウングレードできるプラグイン
【WP Downgrade | Specific Core Version】のインストールから設定方法をご案内します。

※ここでは最新のバージョンが5.3当時での説明になりますが、方法は同じです。

 

プラグインのインストール

ワードプレスのバージョンを変更するプラグイン「WP Downgrade | Specific Core Version」

まずはワードプレスの管理画面から「プラグイン」⇒「新規追加」を選択し、

 

WP Downgrade Specific Core Version

 

と検索窓に入力し検索してください。
そして同名のプラグインが表示されたら「今すぐインストール」を実行後、「有効化」して下さい。

 

プラグインの設定

ワードプレスのバージョンを変更するプラグイン「WP Downgrade | Specific Core Version」
インストールが問題なく終了すると管理画面の「設定」に「WP Downgrade」が追加されるので選択してください。

 

ワードプレスのバージョンを変更するプラグイン「WP Downgrade | Specific Core Version」
「WP Downgrade Specific Core Version」の設定画面が表示されました。

まずは「WordPress Target Version」の入力欄に変更したいワードプレスのバージョンを入力します。
ここでは例として、5.3の一つ前のバージョンに戻したいので5.2.4と入力します。

そして「変更を保存」をクリックします。

 

ワードプレスのバージョンを変更するプラグイン「WP Downgrade | Specific Core Version」
すると「edit downlad URL」というチェックボックスが表示されます。
これは公式以外からダウンロードする場合は選択し、ダウンロードするバージョンのファイルのあるURLを指定する時に使います。

今回の操作では無視します。

 

ここではその下の「Up-/Downgrade Core」のボタンをクリックしてください。

 

ダウングレードの実行

ワードプレスのバージョンを変更するプラグイン「WP Downgrade | Specific Core Version」
続けてWordPressの更新の画面が開きます。

ここで一番下の「再インストール」のボタンを押せば指定したバージョンへダウングレードが開始されます。

 

再インストール後は場合によっては「データベースの更新が必要です」と表示されるので、その際は「WordPress データベースを更新」のボタンを押してください。

 

以上の操作でワードプレスが5.2.4へとダウングレードされます。

 

最新のバージョンにアップデートしたい場合

なおダウングレード後、何かしらの事情でまた5.3など新しいバージョンにアップデートしたい場合は、
先ほどの操作と同じように「WordPress Target Version」の入力欄に希望するワードプレスのバージョンを入力します。

 

ワードプレスのバージョンを変更するプラグイン「WP Downgrade | Specific Core Version」

例として5.3と入力して「変更を保存」をクリックします。

保存後に最新バ―ジョンの更新通知が表示されるようになるのでアップデートができるようになります。

他にもこのプラグインを停止して無効化することで通知が届くこともございます。

 

ワードプレスのダウングレード、バージョンの変更方法はいかがでしたでしょうか。

仮に今後、ワードプレスをアップデートした後に何かしら問題があっても、このプラグインがあれば正常に動いてた過去のバージョンに簡単に戻せるので安心ですね!

まあ一番いいのはアップデートしても何も問題がないことですが。。。

 

ワードプレスは他社(他者)もテーマやプラグインを提供しているので、なかなか全ての環境に問題なく対応するというのも難しいことです。
過去に某アプリケーションの開発にいたことがある身としてはやむを得ないと思ってます。

結局、テーマやプラグインを提供している方達がワードプレスのバージョンにあわせてその都度5.3対応版などのアップデータを用意してくれてもいいとも思います。

 

私は初めて5.3にアップデートした時の様々な不具合に対処する為、バックアップを取って新たなデータベースに再設定して全ページレイアウトを見直すなど、膨大な時間を費やしてしまいました・・・。

もっと早く使用プラグインとの相性、ダウングレードの存在に辿り着いてたら回避できてた問題です。

 

ワードプレスのアップデートの際はなるべくバックアップを取ってプラグインをすべてはずした素の状態で実行することを推奨します。

それで問題が発生したらやはり今回のプラグインを使用してダウングレードすることを試してください。

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